こんなことでお悩みの方におすすめ
- 仮想通貨を貸し出して儲けられる仕組みがあると聞いた。
- 仮想通貨のレンディングに興味があるけど、難しそう。
- 仮想通貨のレンディングで稼ぐ方法やリスクを知りたい。
この記事を読むと3分で分かること
- 仮想通貨のレンディングとは何なのか
- 仮想通貨のレンディングではどれくらい儲かるのか
- 仮想通貨のレンディングのメリットとリスク
- 仮想通貨のレンディングの始め方
仮想通貨は、安く買って高く売る、つまり「売買取引」以外でも儲ける方法があります。それは「レンディング(lending)」です。
難しくとらえがちですが、lendは貸すこと。つまりレンディングとは、仮想通貨を貸すことです。


持っている仮想通貨を眠らせておくだけでは、利益は発生しません。
仮想通貨を頻繁に取引しないのであれば、本記事でご紹介する「レンディング」によって利益を得るのがおすすめです。
今回は、仮想通貨のレンディングにかかわるすべてを網羅的に解説していきます。


この記事はどんな人が書いているの?
- 2017年に仮想通貨投資を開始し、30代で金融資産6,000万円を達成
- Coincheck(コインチェック)およびbitFlyer(ビットフライヤー)で、毎月20万円ずつ仮想通貨を積立中
- 東京大学経済学部卒。2023年現在、仮想通貨投資歴6年、暗号資産CFD歴1年、株式投資およびFX歴15年以上
レンディングができる仮想通貨取引所のなかで、当メディアでおすすめしているのはコインチェックです。
仮想通貨のレンディングとは?稼ぎ方はシンプル
レンディングと聞くと難しく感じますが、これは「仮想通貨を貸すこと」に過ぎません。
取引所で購入した仮想通貨は、売買することも出来ますが、取引所を通じて他人に貸すことも出来ます。
実際には貸す相手を誰にするかは選べないので、貸す相手は取引所であり、安心です。


この後解説しますが、レンディングでは大きくは稼げません。しかし、手堅く稼ぐことが出来ます。
「手堅く」と書きましたが、銀行に預けておくよりは圧倒的に高い利率を得ることが出来るため、近年はレンディング目当てで仮想通貨に参入する方も増えています。

仮想通貨のレンディングで儲かる仕組みを解説
仮想通貨の取引所では、実は仮想通貨を売ったり買ったりするだけではなく、借りることも出来ます。
例えばビットコインを3枚(3BTC)借りる、などです。


この「取引所が貸すビットコイン」はどこから来たのかといえば、取引所のユーザー(例えば、あなた)がレンディングで取引所に貸したものです。
取引所自身が持っているビットコインを貸しているわけではないのです。
ビットコインの流れで言えば、以下の通りです。
仮想通貨を貸したいユーザー(レンディングをしたい人)
→取引所
→仮想通貨を借りたいユーザー
このとき、取引所はビットコインを貸した相手から、期間に応じて金利をとります。
その金利の中から、取引所は自分にビットコインを貸してくれたユーザーにも分け前としての金利を一部払います。
これが、仮想通貨のレンディングで儲かる仕組みです。
仮想通貨のレンディングはどのくらい儲かる?金利(年利・利率)は?


先ほど解説した通り、レンディングでは、貸したお金に金利がついて儲かる仕組みです。
ですので、「どのくらいのお金を貸したのか」によって稼げる額が違います。
レンディングでは、①レンディングをする取引所、②仮想通貨の種類、③レンディングで貸す期間の3要素によって金利(利回り)が違います。
これらの要素にもよりますが、一般的には「1%~6%程度」の利回りで運用できます。


仮想通貨のレンディングのメリットとリスク
仮想通貨のレンディングでは、知っておくべきメリットとリスクがあります。
仮想通貨のレンディングのメリット4つ
まずはメリットから解説しましょう。
仮想通貨のレンディングで得られるメリットは、以下の4つです。
- 銀行利息よりも圧倒的に利率が良い
- 値動きに対する見極め・知識が不要
- 売買より低リスクで手堅いリターンがある
- 仮想通貨の低迷期をしのげる
銀行利息よりも圧倒的に利率が良い
これは先ほども述べましたが、レンディングは銀行利息よりも圧倒的に利率が良いです。
2023年時点では、メガバンクにおける定期預金利回りは0.002%程度です。
2023年1月時点の定期金利は、0.002%(普通預金金利は、0.001%)


逆に、仮想通貨のレンディングの利回りは1%~6%程度。
仮に年利5%で100万円のレンディングをすると、年間で50,000円がもらえます。これは銀行の利回りの2,500倍です。
値動きに対する見極め・知識が不要
仮想通貨に限らず、投資は安く買って高く売れば儲かります。
しかし、実際にこれが出来るのはほんの一部の人だけ。値動きに対する見極め・タイミングの判断は非常に難しいのです。
レンディングであれば、この判断は不要です。
なぜなら、何度もお話している通り、レンディングは「仮想通貨を貸しているだけ」だからです。
売買より低リスクで手堅いリターンがある
仮想通貨の売買では、資産が2倍になったり半分になったりするほどのリスク・リターンがあります。
そのため、怖くて手を出せないという方も多いです。
レンディングであれば、価格変動のリスクはあっても、「1.00BTC→1.05BTC」のように、仮想通貨建てで見ると着実に増えていきます。
売買よりも低リスクで、手堅いリターンがある方法だと言えるでしょう。
仮想通貨の低迷期をしのげる
仮想通貨には、売買に向かない時期があります。
これはチャートを見ると一目瞭然なのですが、仮想通貨には「売買で稼ぎにくい低迷期」があるのです。

しかし、レンディングを用いることで、この低迷期にも利益をあげることができるようになります。
仮想通貨のレンディングのリスク4つ
逆に、仮想通貨のレンディングにおけるリスクは、以下の4つです。
- 価格変動のリスク
- 自由に売却できず機会損失をするリスク
- 中途解約手数料がかかるリスク
- 取引所が倒産するリスク
価格変動のリスク
貸している仮想通貨は、利息をつけて戻ってきます。ただし、価格変動のリスクは通常通り受けます。




レンディングは、価格を一定とすれば着実に儲かる方法なのですが、実際には仮想通貨の価格は一定ではありません。
自由に売却できず機会損失をするリスク
レンディングでは、貸している期間は売買できません。
「売り時だ!」と思っても、貸している仮想通貨を売ることはできないのです。取引所にもよって違いますが、通常は中途解約もできません。

中途解約手数料がかかるリスク
GMOコインのように、満期5日前までは中途解約ができる取引所もあります。
しかし、その場合は中途解約手数料がかかるうえに、レンディングで稼いだお金(=仮想通貨の貸借料)はゼロになります。

取引所が倒産するリスク
これは起こってみないと分からない未知のリスクですが、レンディング先の取引所が倒産した場合、貸した仮想通貨が返ってくるかどうかは分かりません。
別の取引所に買収されて、その「別の取引所」が払ってくれる可能性もありますが、ケースバイケースになると思われます。

仮想通貨のレンディングを始める方法
仮想通貨のレンディングを始めるためには、まずは仮想通貨の取引所に口座を作って、レンディングしたい仮想通貨を買う必要があります。
まずは仮想通貨を買う
仮想通貨を買う方法は簡単で、以下の3ステップです。
- 取引所に登録する
- 本人確認をする
- 仮想通貨を購入する
取引所に登録する
まずは、株式でいうところの「証券会社」にあたる、仮想通貨の「取引所」に登録する必要があります。
レンディングができる国内取引所は、コインチェック(Coincheck貸仮想通貨サービス)またはGMOコイン(貸暗号資産)です。
取引所のトップページにアクセスし、メールアドレスやパスワードを入力。これだけで新規登録ができます。


本人確認をする
仮想通貨を購入するためには、取引所に本人確認書類を提出しなければなりません。
ただし、仮想通貨では、スマホだけで簡単に本人確認書類の提出が出来ます。


仮想通貨を購入する
仮想通貨を購入する手順は、どの取引所でもほぼ同じ。例えばコインチェックだと、以下の通りの3ステップです。
- 「販売所(購入)」をクリックする
- 購入したい仮想通貨の種類を選び、数量(コインの枚数)を入力する
- 「購入する」をクリックして購入する
買った仮想通貨を貸す(レンディングする)
コインチェックの「Coincheck貸仮想通貨サービス」を例にとって解説します。
とはいえ、どの取引所でもやることは同じで、以下の3ステップです。
- 貸仮想通貨アカウントでログインする
- 貸仮想通貨アカウントに振替をして、貸す仮想通貨を選ぶ
- 仮想通貨を貸す
貸仮想通貨アカウントでログインする
コインチェックのトップページから、「貸仮想通貨アカウント」でログインします。
まだ「貸仮想通貨アカウント」がない場合には、作成します。

貸仮想通貨アカウントに振替をして、貸す仮想通貨を選ぶ
レンディングをするためには、まず仮想通貨を貸仮想通貨アカウントに移行しなければなりません。(今は、別のアカウントに入っている状態です)
とはいえ、以下の順序で進めていけば簡単です。
- ページ下部の「振替」をクリックする
- 「貸仮想通貨」を選択
- 貸す仮想通貨の数量と種類を選択(※ここで選ぶ)
- 「残高を移動する」をクリック
貸す仮想通貨を選んで貸す
最後です。メニューから「コインを貸す」を選択し、仮想通貨の種類と数量を選択します。
そして、「BTCを貸す(※コインの種類によって異なる)」をクリックすればOKです。


仮想通貨のレンディングに関するQ&A
最後に、仮想通貨のレンディングに関するよくある質問をまとめておきます。
- 仮想通貨のレンディング(貸出)の最低金額はいくらですか?
- 仮想通貨のレンディング(貸出)は、途中でやめることはできますか?
- レンディングとステーキングは何が違うのですか?
- レンディングで儲かったら、税金がかかりますか?
仮想通貨のレンディング(貸出)の最低金額はいくらですか?
仮想通貨のレンディング(貸出)の最低金額は、取引所によって異なります。
ただし、一般的に1万円からのところが多いです。

仮想通貨のレンディング(貸出)は、途中でやめることはできますか?
仮想通貨のレンディング(貸出)では、基本的に中途解約ができません。(例:コインチェック)
中途解約できる場合(例:GMOコイン)でも、中途解約手数料がかかった上に今まで得たはずの貸出料もゼロとなるため、中途解約はできないと考えておいた方が良いです。
レンディングとステーキングは何が違うのですか?
ステーキングは、預ける期間を決める必要がなく、いつでもやめられます。しかし、預けている間に金利が変動します。
レンディングは、基本的に中途解約が出来ませんが、固定金利で、決まった量の仮想通貨(預けた仮想通貨の1%~6%程度)をもらうことが出来ます。
レンディングで儲かったら、税金がかかりますか?
レンディングで儲けたお金には、税金がかかります。
仮想通貨の売買やレンディングにかかる税金は「雑所得」と定められており、利益が20万円以上になった場合には、確定申告が必要です。
まとめ:1万円から始められる!後悔しないために今すぐ仮想通貨を始めよう
仮想通貨に興味はあるけれど、ハイリスク・ハイリターンすぎて怖い。
もしくは、仮想通貨に興味はないけれど、年率5%の利益は魅力的で気になる。
このように思う方であれば、仮想通貨を売買するのではなく、レンディングする(=貸す)のも一案です。
仮想通貨の積立を1日300円から開始でき、レンディングも1万円から始められるのが、コインチェックです。
比較的少額で始められるので、まずは少額で開始して仮想通貨の取引に慣れておくことがおすすめです。
注意
- 当サイト「博士の仮想通貨積立」の情報は、金融庁の暗号資産に関する情報・データや、仮想通貨の過去チャート(事実としての価格データ)、独自の見解を基に、情報の提供を目的として当サイトが作成したものです。特定の商品の勧誘や、売買の推奨等を目的としたものではありません。
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