こんなことでお悩みの方におすすめ
- ビットコインは一時700万円を超えたけど、今はかなり下がっている…このまま0円になるのではと心配だ。
- ビットコインが欲しいけど、無価値になるリスクが怖い。
- 0円にならないのであれば、ビットコインを買ってみたい。
この記事を読むと3分で分かること
- ビットコインが0円になる可能性があるのか
- アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)が0円になる可能性があるのか
- ビットコイン投資の始め方
2021年には一時「1BTC=777万円」という値を付けたビットコインですが、2023年現在は、1BTCあたり300万円程度で推移しています。

- 「このまま0円以下になってしまうのではないか?」
- 「ほとんどタダ同然で投げ売りされてしまうのではないか?」
- 「今は買い時だと思うけど、怖くて買えない!」
こんな気持ちを抱えている方が非常に多くなってくる状況と言えるでしょう。
チャートを分析しても、今の水準から下がった場合の「サポートライン」がなく100万円以下まで落ちそうにも見えますし、上がる場合には500万円程度は軽く回復しそうにも見えます。


この記事はどんな人が書いているの?
- 2017年に仮想通貨投資を開始し、30代で金融資産6,000万円を達成
- Coincheck(コインチェック)およびbitFlyer(ビットフライヤー)で、毎月20万円ずつ仮想通貨を積立中
- 東京大学経済学部卒。2023年現在、仮想通貨投資歴6年、暗号資産CFD歴1年、株式投資およびFX歴15年以上
ビットコインは0円になり得るか?当サイトの結論
今後、ビットコインが0円になってしまうことがあるのか。
この問いに最大限誠実に回答するならば、「なってしまうかもしれない。私には分からない。それは神のみぞ知ることだ」という答えになります。

しかし、この答えは誠実ではありますが、何の示唆も得られない答えなので、当サイトの結論を最初に述べたいと思います。
当メディアの結論は「ビットコインが0円になってしまうことはありえない」です。
もちろん、この先の価格は私にも分かりません。
今やビットコインは市場によって変動相場で価格が決まる通貨となっていますので、ビットコイン立案者の「ナカモトサトシ」氏にさえ、価格がどうなっていくかは分からないでしょう。

そんな中、私はなぜ「ビットコインが0円になってしまうことはありえない」と考えるのか。
次項でその理由をご説明していきます。
ビットコインが0円にならない理由:ネットワーク外部性
私がビットコインが0円にならないと考える最大の理由は、ネットワーク外部性です。
いきなり「ネットワーク外部性」という聞きなれない言葉を出しましたが、これは以下のような意味です。
ネットワーク外部性とは、同じ財・サービスを消費する個人の数が増えれば増えるほど、その財・サービスから得られる便益が増加する現象を指します。
電話やファックスなど、通信ネットワークにおいて顕著にみられます。出典:マーケティング用語集
ネットワーク外部性の例で一番わかりやすいと思うのは、「マイクロソフトオフィス(Microsoft Office)」です。
マイクロソフトオフィスとは、多くのパソコンに最初から入っている「ワード(Word)」「エクセル(Excel)」「パワーポイント(Power Point)」「アウトルック(Outlook)」等のソフトの総称です。
このマイクロソフトオフィスのソフトは、「誰もが認める最高のソフト」ではありません。少なくとも、「同じくらいいいもの」はいくつかあります。
しかしながら、以下のようにオフィスアプリケーション(仕事で使うソフト)における世界シェアは圧倒的です。

濃い青の横棒が、マイクロソフトオフィスのシェアです。
日本やアメリカが入っていない「ヨーロッパのシェア」にはなりますが、概ね「70%~90%」をマイクロソフトオフィスが占めているのが分かると思います。

取引先がマイクロソフトオフィスを使っていたら、やり取りには同じ「ワード」「エクセル」「パワポ」を使わないと不便です。
互換性(相手のパソコンでも自分のパソコンでも使えるかどうか)の問題が発生する可能性があるからです。
すでにオフィスアプリケーションを使っている人とのやりとりで、確実に機能するのはマイクロソフトオフィスということです。
むしろ、マイクロソフトオフィス以外を選ぶと、7割~9割の人とやり取りができない可能性が出てきます。
これは非常に大きなリスクであり、こうなってしまうと仕事になりません。
ですので、ネットワーク外部性により、マイクロソフトオフィスのシェアは守られていると言えます。

「通信・IT」等のデータを扱う分野においては、このマイクロソフトオフィスのように、いったん「多くの人」に導入されるとシェアが落ちないということが良く起こります。
マイクロソフトオフィスほど強固ではありませんが、データであるビットコインも近い性質を持っています。
ビットコインを持っている人がいない、もしくは使える店がない場合、ビットコインを買うのは合理的ではありません。
しかし、いったんビットコインを持っている人が増える、もしくは使える店が増えると、ビットコインを持つ便益は増えていきます。
そしてすでに過去、2017年の時点で、ビットコインはその(市場に受け入れられるかどうかの)境界線を突破していました。

2012年から2017年にかけ、ビットコインの取引高は100万倍に増加しています。
ビットコインを資産として保有する企業や大学、大富豪が増え、ビットコインを法定通貨にした国(エルサルバドル)まで出てきました。
日本で生活しているとあまり分かりませんが、他国ではビットコインでの物品購入を受け入れている商店も増えています。

一度広く受け入れられて圧倒的なシェアを得たものは、ネットワーク外部性により、そのシェア自体がさらなるシェアを呼び込みます。
例えば、ビックカメラではビットコイン払いが出来ます。そうなると、「なんだ、ヤマダ電機はビックカメラと違ってビットコイン使えないのか」とならないために、競合他社がビットコイン払いを受け入れる可能性が増えるのです。
そして、用途があって流通している貨幣に、価値がなくなるということはありえません。
今後もビットコイン価格は乱高下が予想されますが、一度市場に受け入れられてしまった以上、一定以上の価値を保存しながら推移するものと考えます。
アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)は0円になり得るか?
アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)は0円になってしまうことがあるのか。
この問題についても触れてみたいと思います。
私は「アルトコインは0円になり得る」と考えます。


アルトコインの中でも、イーサリアムやリップルのように、すでに市場に受け入れられており、ビットコインに近い立ち位置にあるものもあります。
しかしながら、アルトコインは2023年現在、21,000種類以上あるともいわれており、そのほとんどは「現在のコインバブルに乗った無価値なコイン」です。


いったい誰が、誰も欲しがらず、どこに行っても使えないコインにお金を払うのでしょうか。
その答えは「仮想通貨バブルに乗ってとりあえず買ってみた人」です。
これは悪いことではありませんが、バブルが終わったときに「0円」またはそれに近い価格になることは十分にあり得るのです。
実際、時価総額4兆円あった仮想通貨「LUNA」が5日間で99%以上も下落した事例があります。
99%以上の下落と書きましたが、実際には5,000分の1以下になっています。100万円ぶんのLUNAを保有していたとしたら、5日で200円になったということです。

アルトコインが0円になる、または0円になったも同然の状態になることは、実際にあります。仮想通貨では、投資対象の選び方が非常に大切なのです。
ビットコインの買い時は0円になるのではと思った時
仮想通貨では、初心者が失敗することが多いです。
そして、以下の記事にも書いた通り、ほぼ確実に失敗するパターンの一つが「バブルの頂点に飛びつく」ことです。

短期的なバブルの頂点であった2021年、1BTC=777万円で買った人は、2023年現在でも損をしたままです。
損切をした人も多いでしょうし、いまだに含み損を抱えている人もいるでしょう。
- 「ビットコインはすごい価格になる!」
- 「このまま 1BTC=3,000万になる!」
- 「仮想通貨に投資していないなんてバカだぜ!時代に乗り遅れるぞ!」
誰もがこのように思っているときは、実は買い時ではありません。
2020年~2021年のチャートが分かりやすいと思いますので、もう一度、ビットコインのチャートを見てください。

ビットコインは激しい上下動を繰り返しつつ、元の高値を超えていくものです。(※事実、このあと777万円になっています)
そして、投資の基本は安く買って高く売ることです。


上記の2つを考え合わせると、ビットコインの将来が悲観視され、価格が下落しているときこそ、買い時です。
ビットコインのブームは定期的に、波のように訪れます。下落で仕込み、ブームで売るのです。

【簡単3ステップ】仮想通貨の始め方(買い方・積み立て方)
ビットコイン価格が低迷しているときこそが、ビットコインの買い時です。
ビットコインや仮想通貨を買う方法(または積立を始める方法)は、簡単3ステップです。
- 取引所に登録する
- 本人確認をする
- 仮想通貨を購入する(または仮想通貨の積立投資を設定する)
取引所に登録する
まずは、株式でいうところの「証券会社」にあたる、仮想通貨の「取引所」に登録する必要があります。
当メディアでは、大手マネックスグループ傘下で信頼性があり、取引できる仮想通貨の種類が多いコインチェックをおすすめしています。
コインチェックなどの取引所のトップページにアクセスしたら、メールアドレスやパスワードを入力。これだけで新規登録ができます。

本人確認をする
仮想通貨を購入するためには、取引所に本人確認書類を提出しなければなりません。ただし、仮想通貨では、スマホだけで簡単に本人確認書類の提出が出来ます。


【一括購入の場合】仮想通貨を購入する
仮想通貨を購入する手順は、どの取引所でもほぼ同じ。例えばコインチェックだと、以下の通りの3ステップです。
- 「販売所(購入)」をクリックする
- 購入したい仮想通貨の種類を選び、数量(コインの枚数)を入力する
- 「購入する」をクリックして購入する
【つみたて投資の場合】仮想通貨の積立投資を設定する
当サイトでおすすめしている仮想通貨の投資の方法が「積立投資(つみたて)」です。積立投資であれば、以下の5つのメリットを受けられるからです。
- 買い時を考えるストレスがない
- ドルコスト平均法で自然とうまく買える
- 相場急騰時の高値掴みを自動で避けられる
- 自動で長期投資が出来る
- 余裕資金しか投入しない設定ができる
参考ビットコイン・仮想通貨は積立投資一択です【初心者向けにわかりやすく】
仮想通貨のつみたて投資を始める際の取引所は、コインチェックがおすすめ。コインチェックでは、以下の4ステップで設定が完了します。
- 「Coincheckつみたて」をクリックする
- 引き落とし口座を設定する
- 「毎日つみたてプラン」か「月イチつみたてプラン」を選ぶ(おすすめは「毎日つみたてプラン」)
- 「積立する通貨の種類」と「毎月積み立てる金額(円)」を選んで「積立を申請する」をクリックする


まとめ:知名度のあるビットコインは0円にはならない
「通信・IT」等のデータを扱う分野において、いったん受け入れられたものは、「すでに大多数に受け入れられている」ということ自体が価値になります。
そして、仮想通貨の分野で「すでに大多数に受け入れられている」ものこそが、ビットコインなのです。


市場において、ビットコインと交換できない仮想通貨はありません。
ビットコインは最初の仮想通貨であるため、機能面ではあまり良いとは言えませんが、仮想通貨取引の中心にあり続けていることは確かです。
2023年現在、仮想通貨の価格が落ち着いており、当サイトの判断で言うと「買い時」にあたると思います。
実は、仮想通貨はCoincheck(コインチェック)なら500円から買えますし、1日約300円から積立ができます。
誰も将来の仮想通貨価格を約束はできませんが、急騰時以外にビットコインやイーサリアムを買って持っておけば、儲かってきたということは過去の事実です。
まずは無料で取引所に口座を作る所から始めましょう。最初は少額での積立投資(つみたて)をおすすめします。
注意
- 当サイト「博士の仮想通貨積立」の情報は、金融庁の暗号資産に関する情報・データや、仮想通貨の過去チャート(事実としての価格データ)、独自の見解を基に、情報の提供を目的として当サイトが作成したものです。特定の商品の勧誘や、売買の推奨等を目的としたものではありません。
- 当サイトのいかなる情報も、将来の運用成果を保証するものではありません。また、一般に仮想通貨(暗号資産)には元本割れのリスクがあります。最終的な投資決定は読者様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。