ブロックチェーンとは

仮想通貨の用語と基礎知識

ブロックチェーンとは何か?ビットコインの中核技術を初心者向けに図解で説明!

こんなことでお悩みの方におすすめ

  • 仮想通貨に投資するために、中核となっているらしいブロックチェーン技術を知っておきたい。
  • 仮想通貨への投資ができる程度に、ブロックチェーンについても理解したい。
  • ブロックチェーンの説明を読んだが、意味不明だった。図解で説明してほしい。

 

この記事を読むと3分で分かること

  • ブロックチェーンとは何か(図解)
  • ブロックチェーンが作られる仕組み(図解)
  • ブロックチェーンを使った仮想通貨の安全な買い方

 

仮想通貨とは何かを初心者向けに説明した記事において、仮想通貨のもつ性質は以下の3つだと述べました。

  1. 署名入りで安全な「暗号通貨」であること
  2. 実態を持たない「バーチャルなお金」であること
  3. 特定の国の支配下にない「民主的な国際通貨」であること

 

このうち、2番の「バーチャルなお金であること」だけであれば、実現はそこまで難しくありません。実際、2番の特徴を持つ電子マネーは、2001年から普及していました。

電子マネー決済は、1996年にソニーが開発した非接触ICカード技術「Felica」の登場に始まります。
同ICカード技術は2001年にJR東日本の「Suica」に採用されたのをきっかけに、その後各地の交通機関で乗車券としての電子マネー決済が広がりました。

出典:SMBCカード「電子マネー決済とは?導入のメリットや種類・選び方を徹底解説」

 

一方で、1番の「暗号通貨であること」と3番の「民主的な国際通貨であること」は、仮想通貨に特有の特徴です。

そして、これらの特徴はブロックチェーンと呼ばれるビットコインの中核技術から来ています。今回は、ビットコインと切っても切り離せないブロックチェーンとは何か、図解で簡単にご説明します。

 

つみたて博士
ブロックチェーンはよく聞く言葉ではあるのじゃが、理解はなかなか難しいのじゃ。
だから、専門家・技術者以外の方はイメージをつかめればOKだぞ!
オオカミ君

 

この記事はどんな人が書いているの?

  • 2017年に仮想通貨投資を開始し、30代で金融資産6,000万円を達成
  • Coincheck(コインチェック)およびbitFlyer(ビットフライヤー)で、毎月20万円ずつ仮想通貨を積立中
  • 東京大学経済学部卒。2023年現在、仮想通貨投資歴6年、暗号資産CFD歴1年、株式投資およびFX歴15年以上

【図解】ブロックチェーンとは?

ブロックチェーンとは、分散型取引台帳のことです。

 

オオカミ君
いや、それだけじゃ全然分からん!
もちろん、そうじゃろう。図解していくからの。
つみたて博士

 

分散型取引台帳と言われても分かりづらいので、その逆である中央集権型取引台帳を考えましょう。

 

中央集権型取引台帳の例としては、銀行のメインサーバーが挙げられます。

あなたがB銀行において、友人のAさんに10万円振り込みますと、B銀行のメインサーバーにその取引が書き込まれますよね。

 

つみたて博士
これが、中央集権型取引台帳じゃ。

 

分散型取引台帳では、特定のサーバーではなく、取引データ(=ブロックチェーン)を世界中のサーバーに分散して持っています

両者を比較すると、こんなイメージです。

ブロックチェーン 図解

 

オオカミ君
分散型取引台帳(ブロックチェーン)では、世界中のサーバーで取引データを管理しているのか。
そうじゃ。1つのサーバーがハッキングされ、データが改ざんされても、大多数のサーバーでは「改ざんされていない」ので、問題ないのじゃ。
つみたて博士

 

右側の「分散型取引台帳の例」をご覧ください。あなたがAさんに送金したビットコインは、銀行等を介さず、「ブロックチェーン」に書き込まれます。

このブロックチェーンは、世界中のビットコインシステム参加者のサーバーに「同じものが存在」するという性質を持っています。

 

銀行のメインサーバーに書き込む形ですと、銀行のサーバーがハッキングされたらアウトです。

しかし、ビットコインの取引(ブロックチェーンの利用)であれば、世界中のサーバーが同時に書き換えられでもしない限り大丈夫、ということになります。

 

世界中のサーバーに分散して保持されており、全部同じことが書かれている取引台帳。

これがブロックチェーンのイメージになります。

 

【図解】ブロックチェーンの仕組みとは?

つみたて博士
ここからが、理解するのが非常に難しいところじゃ。
「テレビが映る仕組みが分からなくても番組が見られればOK!」という人は、分からなくてもOKかもな。
オオカミ君

 

ブロックチェーンとは、世界中のサーバーに分散して保持されており、全部同じことが書かれている取引台帳と説明しました。

 

ここで、「"世界中のサーバー"って何? 具体的にはどのサーバーが保持してくれているの?」と思われた方もいると思います。

 

オオカミ君
そうそう。ビットコインのためにサーバーを貸してくれている世界中の親切な人って、いったい誰なんだよ?

 

ブロックチェーンを保持しているサーバーの持ち主は、「ビットコインシステム参加者」です。

このビットコインシステム参加者が何をしてくれているかと言うと、銀行でいう「記帳(通帳への取引の記入)」になります。

 

銀行を介した取引においては、取引にミスや不正がないか、中央管理者たる銀行が見てから記帳します。

一方、ビットコインを介した取引においては、その役目をビットコインシステム参加者がしてくれているのです。

 

ここでようやく、ブロックチェーンの仕組みを解説します。

そもそもブロックチェーンとは、「ブロック(かたまり)」が「チェーン(鎖)」のようになっているからブロックチェーンといいます。

 

ブロックチェーンでは、取引をデータ化して「ブロック」というデータのかたまりを作ります。

このブロックをビットコインシステム参加者が作成し、チェックし、つないでいくことで、帳簿ができる仕組みです。

 

つみたて博士
この帳簿こそが、ブロックチェーンなのじゃ。

 

しかしながら、「三菱UFJ銀行」や「三井住友銀行」ならともかく、「ビットコインシステム参加者」とかいうまったく知らない人たちに「チェック」されても怖いですよね。

 

オオカミ君
ビットコインシステム参加者が一人だったら、不正し放題だよな。

 

ですので、ビットコインシステム参加者は世界中に多数存在します。

ビットコインシステム参加者のAさんが作ったブロックに不正がないか、BさんやCさん、DさんやEさんがチェックして初めて「正しいブロック」としてチェーンにつながれるのです。

マイニング 図解

 

このビットコインシステム参加者が行っているブロック作成作業をマイニングと言います。

そして、今まで「ビットコインシステム参加者」と呼んでいた人たちのことは、実はマイナー(マイニングする人という意味)と呼びます。

 

マイニングおよびマイナーについては、技術的に難しい話になりますので、別の記事で解説することとします。

 

つみたて博士
ビットコインなどの仮想通貨は、世界中の様々な国の人たちがブロックを作成し、それを相互にチェックし合って運営しているのじゃ。
だから、ビットコインは「民主的な国際通貨」と言えるんだな。
オオカミ君

 

ブロックチェーン(分散型台帳)が公開されていて大丈夫なのか?

ここまででブロックチェーンの基本的な解説は終わりですが、一点、ブロックチェーンが「分散型台帳」であることについて補足します。

 

台帳が世界に分散しているということは、取引データが世界中に公開されてしまっているということになります。

それでもプライバシー面にリスクがないのかという点についてです。

 

つみたて博士
結論から言えば、大丈夫なのじゃ。

 

なぜ大丈夫なのかと言えば、ブロックチェーンに書き込まれ、公開されているのはあなたの「ビットコインアドレス」だからです。

ビットコインアドレスは、あなたの「名前や住所」ではありません。

 

例えば、A君からBさんに100BTC送金されたとしましょう。

この場合、ブロックチェーンに書き込まれるのは「ビットコインアドレスAからビットコインアドレスBに100BTCが移された」ということだけです。

 

ビットコインアドレスAの持ち主がA君であることは、ブロックチェーンからは分かりません。

個人情報まで分かるのはCoincheck(コインチェック)、bitFlyer(ビットフライヤー)などの仮想通貨の取引所だけです。

 

つみたて博士
そして、仮想通貨の取引所が個人情報を開示するのは、警察や裁判所からの命令があったときだけなのじゃ。
株式でインサイダー取引があったときに、証券会社が警察に対して顧客情報を開示するのと同じだな。
オオカミ君

 

ブロックチェーン技術で安全な仮想通貨。買い方によっては危険

ここまで図解してきた通り、ブロックチェーン技術は非常に堅固。

ブロックチェーン技術で作られた仮想通貨は、非常に安全な資産だと言えます。

 

一方で、「ビットコインで大損」「仮想通貨で破産」など、ビットコイン・仮想通貨が危険であるかのようなニュースも聞きます。

これは、ビットコインの危険性というより、ビットコインの買い方の危険性から来ています

 

具体的に言えば、初心者が以下のような買い方をすると、ビットコインで失敗しがちです。

  1. 生活資金を仮想通貨に投資する
  2. 一気に全財産を投資する
  3. 初心者なのにレバレッジをかける
  4. バブルの頂点に飛びつく(イナゴ)
  5. 熱しやすく冷めやすい(一瞬ハマってすぐに諦める)

 

ビットコインが安全だからといって、投資法がまずければ、ビットコイン投資で大損することもあり得るのです。

初心者で、かつ失敗したくない方は、以下の記事を参考にしてください。

参考仮想通貨で初心者が失敗しがちな5つのこと、4つの対処法

 

【簡単3ステップ】仮想通貨の始め方(買い方・積み立て方)

最後に、ブロックチェーン技術により生まれた、ビットコインや仮想通貨を買い始める方法について解説して終わります。

ビットコインや仮想通貨を買う方法(または積立を始める方法)は、簡単3ステップです。

  1. 取引所に登録する
  2. 本人確認をする
  3. 仮想通貨を購入する(または仮想通貨の積立投資を設定する)

 

取引所に登録する

まずは、株式でいうところの「証券会社」にあたる、仮想通貨の「取引所」に登録する必要があります。

当メディアでは、大手マネックスグループ傘下で信頼性があり、取引できる仮想通貨の種類が多いコインチェックをおすすめしています。

コインチェック(Coincheck)の公式サイト → https://coincheck.com

1日約300円から「つみたて投資」ができる取引所

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※証券大手マネックスの子会社!信頼性と取り扱い仮想通貨数に強み

 

コインチェックなどの取引所のトップページにアクセスしたら、メールアドレスやパスワードを入力。これだけで新規登録ができます。

 

オオカミ君
基本的に、取引所の指示に従っていけばOKだぜ。

 

本人確認をする

仮想通貨を購入するためには、取引所に本人確認書類を提出しなければなりません。ただし、仮想通貨では、スマホだけで簡単に本人確認書類の提出が出来ます。

 

つみたて博士
オンラインで完結するから、簡単じゃぞ。
免許証とかマイナンバーカードとか、本人確認書類をスマホで撮影して送る形式なんだな。
オオカミ君

 

【一括購入の場合】仮想通貨を購入する

仮想通貨を購入する手順は、どの取引所でもほぼ同じ。例えばコインチェックだと、以下の通りの3ステップです。

  1. 「販売所(購入)」をクリックする
  2. 購入したい仮想通貨の種類を選び、数量(コインの枚数)を入力する
  3. 「購入する」をクリックして購入する

 

【つみたて投資の場合】仮想通貨の積立投資を設定する

当サイトでおすすめしている仮想通貨の投資の方法が「積立投資(つみたて)」です。積立投資であれば、以下の5つのメリットを受けられるからです。

  1. 買い時を考えるストレスがない
  2. ドルコスト平均法で自然とうまく買える
  3. 相場急騰時の高値掴みを自動で避けられる
  4. 自動で長期投資が出来る
  5. 余裕資金しか投入しない設定ができる

参考ビットコイン・仮想通貨は積立投資一択です【初心者向けにわかりやすく】

 

仮想通貨のつみたて投資を始める際の取引所は、コインチェックがおすすめ。コインチェックでは、以下の4ステップで設定が完了します。

  1. 「Coincheckつみたて」をクリックする
  2. 引き落とし口座を設定する
  3. 「毎日つみたてプラン」か「月イチつみたてプラン」を選ぶ(おすすめは「毎日つみたてプラン」)
  4. 「積立する通貨の種類」と「毎月積み立てる金額(円)」を選んで「積立を申請する」をクリックする

 

つみたて博士
積立投資の設定は、人によっては3分くらいで終わるのじゃ。
めっちゃ簡単で驚いたぜ。
オオカミ君

 

まとめ:ブロックチェーンとは?

ここまでで、ブロックチェーンのイメージはつかめましたでしょうか。

ブロックチェーンは仮想通貨と同時に生まれた新しい技術なので、説明を聞いても「全然わからん!」という方も多いのではないでしょうか。

 

もし分からなかったとしても、あまり心配しないようにしてください。

率直に申し上げて、ビットコイン・仮想通貨投資で儲けるために、ブロックチェーン技術を完全に理解している必要はないので、なんとなくの理解で大丈夫です。

 

あなたがブロックチェーンの技術者であれば話は別ですが、仮想通貨への投資で儲けたいのであれば、ブロックチェーン技術の理解よりも重要なのは、投資方法です。

 

つみたて博士
本記事でも解説したとおり、一気に買ったり、高値で買ったりしないことが重要なのじゃ。

 

2023年現在は、仮想通貨の価格が落ち着いており、当サイトの判断で言うと「買い時」にあたります。

誰も将来の仮想通貨価格を約束はできませんが、急騰時以外にビットコインやイーサリアムを買って持っておけば、儲かってきたということは過去の事実です。まずは少額で「積立投資(つみたて)」を始めてみてはいかがでしょうか。

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注意

  • 当サイト「博士の仮想通貨積立」の情報は、金融庁の暗号資産に関する情報・データや、仮想通貨の過去チャート(事実としての価格データ)、独自の見解を基に、情報の提供を目的として当サイトが作成したものです。特定の商品の勧誘や、売買の推奨等を目的としたものではありません。
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